2012年6月17日日曜日

御建神社鎮座百年祭 東広島市西条町御建

御建神社鎮座百年祭(みたてじんじゃ ちんざ 100ねんさい)
平成24年(2012)5月20日午前10時より
所在地 :東広島市西条町西条
祭神 :素戔嗚尊 事代主命 市杵島姫命
由緒
慶雲3(706)年諸国疾病流行す。その時、素戔鳴命に祈ると疫止み、人々、社を建てて祀ると伝える。もとは西条町字御建に鎮座した。明治43(1910)年10月西条町字町北の若宮八幡神社、胡子神社、金崎神社、西条町字大地面の大地面神社と各社の境内社を御建神社に合祀し、同時に現在地へ移転の工事を起こして翌(明治44)年10月に遷座した。大正3(1914)年11月に社殿炎上し、三年をかけて再建した。
なお、当社は旧称を祇園社とし「芸藩通志」には「祇園社四日市次郎丸村にあり、同殿に金崎神、若宮、権現あり此四神、もと別社なりしが、今祇園社に合祭る」


大正元年8月の御建神社正面、参道の松もまだ若木で、手前の
標柱は、当時県下三番目の高さを誇っていました。
正面鳥居奥に見えるのは、随神門です。この門は火災後再建
されませんでした。

1914年(大正3)11月社殿が炎上、三年がかりで再建。
当時の西条の皆さんのエネルギーは凄いものがあったとおもいます。

鎮座百年で、まだ百年?って思う人もいるかもしれないが、この地に鎮座することで
西条の近代酒造の振興が始まったといっても過言ではない。

御建神社正面 昭和初期

鎮座100年祭の日、三善宮司を助けて神社庁はじめ、全国から三善宮司所縁の方々が集まられ
祭りは厳かにしめやかに執り行われる。
拝殿右横で、神事が行われ100年祭の安全を祈願する。そして神官が拝殿から本殿へと向かう
本殿の扉が開かれ、神饌が、順次神官の手に渡され、一つ、一つ、本殿の神様にお供えされる。
本殿は、祭主が座れるほどのスペースがあり、広さがあることがよくわかる。
神楽殿では、ひちりき、竜笛、笙と、神官による生の演奏がなされ天上からきこえるがごとく音色が響く。広島護国神社からは2人の巫女があでやかな衣装を纏い、舞いが奉納される。
参列者一同の打つ手がそろい、境内中に響く。神様のもとに一つになった願いが伝わったことだろう。


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